二つの違いについて
2次元CADの定番と言われているautocad ltはAutoCADのLT版です。
LTはライト版などの意味を持つもので、簡単に言えばAutoCADの
簡易版といった感じです。
ふたつの大きな違いは2次元であるのか、それとも
3次元であるのかです。
AutoCADは3次元、autocad ltはLT版などからも2次元作図を
中心としたシステム構成になります。
3次元には縦横方向に加えて高さ情報があり、XYZ方向に作図を行い
立体的な図面を作り出せます。
一方、2次元は縦横方向のみで、いわゆる平面図を作図する時に
利用するなど、目的そのものが異なるわけです。
まずは無償体験版を使ってみよう
2018年度日本語版でのAutoCADの価格は年間ライセンスで約20万円
最初は無償体験版をダウンロードして使い勝手を確かめてからが
お勧めです。
一方、LT版についても無償体験版の無料ダウンロードが
出来るようになっているので、2次元図面を作図して使い勝手を
確認しておくと良いでしょう。
無償体験版は30日間の無料期間が設定されており、インストール後
30日間は無料で使えますが、日付が31日目になると
ライセンス購入のためのダイヤログが表示され、起動が
出来なくなります。
無償体験版はWindows32および64ビットマシーン、Mac OS-Xの
環境下で利用可能、作図した図面はブラウザで表示させることも
出来るため、図面の共有化を行いたい時でも便利です。
メリットについて
一般的にCADのソフトウェアがインストールしていないと
作図したものを閲覧することが出来ませんが、AutoCAD図面は
ブラウザ表示が可能になるため、ソフトウェアが
インストールされていない環境でも回路図やプリント基板の
アートワーク、2次元建築図面など幅広い図面の閲覧が実現します。
また、autocad ltなどは、AutoCADモバイルアプリおよび
AutoCADウェブアプリの利用が出来るのも特徴で
モバイルアプリによりスマートフォンやタブレット端末での閲覧も
実現するメリットを持ちます。
2018年時点での価格は年間ライセンスで62,640円(税込)
3年間継続ライセンスの場合は187,920円(税込)になります。
尚、autocad ltは2次元作図のみで、3次元製作を行う時には
利用できないので注意が必要です。
3次元製作はAutoCAD、2次元作図はautocad ltなどのように
使い分ける必要があり、2次元作図が中心の製作現場ではLT版が
役立つ存在になってくれます。
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