どんなプレーヤーなの?
Quicktimeを広い意味に捉えれば、マルチメディアの技術も含まれ
メディアプレーヤーとしてはQuickTime playerが含まれます。
このプレーヤーは無料でダウンロードできますが、Proに
アップグレードする際には有料となります。
クイックタイム本体はProと全く同様のモジュールで
プログラミングが可能であればPro相当の機能が使えます。
但し無料版においてもAACなどに関しては、有料版でしか
利用できません。
Quicktime自体はライブラリになっており、iphoneや
iTunesなどの中核的役割を担っています。
加えてデジタルカメラに関して、写真や動画の撮影に
採用されている技術です。
構造について
当ソフトのファイルはトラックと称される構造です。
またチャプタトラック等を含むことが可能で、1998年に登場の
Quicktime3については、ストリーミング再生の機能が加わっており
1999年登場の4ではMP3のフォーマットにも対応しています。
その後forJavaが加わってJavaアプリからも
利用できるようになりました。
2000年に発表された5では、マクロメディア・フラッシュの
サポートが加わっています。
そして2002年の6以降は国際基準に採用され、オープン規格へと
路線変更されています。
その一環としてMPEG4が採用され、7では圧縮効率でも大胆な進化が
実現されているわけです。
因みに6.5では3GPP2に対応しているため、携帯電話の
第三世代向けコンテンツのツールになっていました。
Windows版について
2016年4月にWindows版のセキュリティアップデートが終了し
XPに対しては7.7.6をもってサポートが終わっています。
windows10へのQuicktimeの移植に関しては、度重なる
バージョンアップにより混沌化していました。
本来は旧macOS用の技術でありオブジェクト指向プログラミングとの
相性に課題がありましたが、7からはKitが提供されるようになり
Cocoa APIでの利用が可能になったわけです。
v10.6で導入されたQTXはCocoaを基本に作られており
QTとQTX双方にアクセス可能です。
Proにアップグレードすれば、様々な機能が拡張されます。
先ず挙げられるのは、ムービーのプロパティコマンドが
使えるようになることです。
QTムービーの再生画質が悪い場合は、この機能は大いに
役立つわけです。
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