VLOOKUP関数とは
Excel(エクセル)で使用できるVLOOKUP関数とは検索値に従って指定した
範囲内を参照し、該当する値を返すものです。
今回はVLOOKUP関数について詳しく紹介していきます。
まず必要とされる基本的な引数は検索する値や検索範囲の座標、列番号と
検索方法の4つですが検索方法は省略することができます。
検索範囲は$A$1:$C$100など座標で指定します。
インデックスを付けるなど規則性のあるデータベースもしくは一覧表を
予め作成しておけば月別や年度別など一定の期間に区切ったデータを
新たに作成する際に便利です。
VLOOKUP関数を用いて引数の検索値にインデックスを指定すると
必要とするデータを容易に参照できます。
例えば一番左の列をインデックス番号とする商品一覧表を別表として
予め作成しておきましょう。
2列めや3列めを商品名や単価とするとインデックス番号を引数に設定して
商品一覧表から商品名や単価を自動的に表示することが可能です。
同一シート内に限らず別シートも参照でき、この場合は検索範囲と共に
シート名を指定します。
VLOOKUP関数の使い方(複数条件)★
Excel(エクセル)のVLOOKUP関数は検索値に該当する箇所が検索範囲内に
複数存在した場合、一番上に表示されている値を返します◎
このため合致する箇所が合計2つ以上存在するようなケースでの使用には向いていません!
完全に一致する1つのセルのみを参照したい場合は複数の条件を組み合わせたセルを
別途作成し、検索値も合わせることで実現可能です☆
例えば別シートに都道府県や市町村名と人口を羅列した一覧表があると仮定します♪
人口を参照する際に市町村名を検索の引数に利用すると異なる都道府県で
同じ名前の市町村が存在した場合に目的とは違う値を参照する可能性があります★
これを回避するには2つのセルを&で結合した新たなセルを設け
都道府県&市町村のセルを検索の引数として使用します◎
同一の地域に同じ市町村は存在しないためVLOOKUP関数で正確な人口を
参照することができます☆
全ての行に異なるインデックスを付与する方法もありますが
あまり現実的ではありません!
上記のやり方を参考に工夫しましょう(^^)
VLOOKUP関数の使い方(別シート)◎
VLOOKUP関数を使い別シート参照を実行する場合は検索範囲の先頭に
シート名を記載します★
例えばセルA1からD100までを検索対象とする場合、同一シートであれば
$A$1:$D$100と指定しますが、Sheet3を参照する場合Excel(エクセル)では
!と共にSheet3!$A$1:$D$100とします!
他のページを参照する場合はSheet3の部分を該当する名前に変更するだけです♪
シート名は直接入力できますがVLOOKUPの数式入力時に検索範囲を
指定する際に検索範囲をマウスやキーボードで直接指定すると
シート名を含んだ範囲が自動的に入力されます☆
複数参照する場合はINDIRECT関数でとプルダウンメニューを
組み合わせると便利です◎
例えばセルA3で参照するシートをプルダウンメニューで選択できるよう
設定しておけば、検索範囲の引数をINDIRECT(A3)と指定することで
複数のシートを参照することができます★
複数のシートが使えるというはメリットが多いですね(^^)
VLOOKUP関数の使い方(引数)☆
VLOOKUP関数の数式はVLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)が
正式なフォーマットです!
検索値は検索するための値を指定するもので、セルの座標もしくは
直接文字列や値で指定します◎
範囲はマウスやキーボードで直接ドラッグできますが直接入力も可能です★
参照したい表がセルA1からD4に存在する場合は$A$1:$D$4と入力します♪
同一シート内を参照する場合はシート名を必要としませんが
別シートを検索する場合はシート名の記述が必須です☆
列番号は一致する参照データのうち取得したい列のデータの位置を数字で示します!
例えば一覧表が左から都道府県と市町村、人口の順になっていると
仮定した場合、人口データを取得するには都道府県から数えて3番めに
位置しているため指定すべき値は3です◎
検索の型はFalseを指定すると完全に一致する場合のみ該当するデータが
返されますが、該当データが存在しない場合はエラーとなります★
trueを指定すると一致するデータが無くても近似値を返します♪
VLOOKUP関数の使い方(エラーの対処方法)!
Excel(エクセル)のVLOOKUP関数で検索の型にFalseを指定した場合
一致するデータが無いケースではエラーが返され、セル上には「#N/A」と
表示されます☆
見た目を考慮しセル上に何も表示しない施策としてIFERROR関数があります◎
IFERROR関数を使用し特定の文字を表示させるにはIFERRORの数式ないで
表示したい文字を指定しましょう♪
具体的にはIFERRORの構文内にVLOOKUPの数式を記述した後、表示文字として
空欄の””を記述すると検索の型をtrueに設定して該当するデータが
無い場合でもセル上には何も表示されません★
ただしエラーが発生しなくなるわけではなく、あくまでも表示を
変更するための関数です!
検索の型にtrueを指定した場合は指定した全ての範囲内で一致する
データを検索するためスピードの低下を招くことになりかねません◎
スピードを重視する場合は検索の型にFalseを指定した方が賢明です☆
OfficeのホームページページではVLOOKUP関数の使い方について動画の
レクチャーが用意されています♪
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