どんな切符なの?
日本全国のJR線の普通車自由席とバス高速輸送システム以外に
JR西日本宮島フェリーまでもが自由に乗り降りできる便利な切符です。
JRグループ各社ではそのほかにも特急回数券や往復切符
フリー切符などのお得なメニューをいくつも企画し、みどりの窓口や
自動券売機などで発売しています。
しかし青春18切符を上回るほどの経済的なメリットがあるものは
なかなか登場しておらず、これが初回の発売以来長年にわたって
支持されている最大の理由となっています。
気になる料金について
料金は5枚セットで大人と小人同額の11850円となっており
1回または1日あたりでカウントすれば2370円です。
通常の切符であれば60キロ程度の区間を往復しただけでこの程度の
料金はすぐに消えてしまいますが、青春18切符であれば1日が
終わるまでは全国どこにでも行けるというコストパフォーマンスの
高さは驚異的です。
新幹線は原則として対象外ではあるものの、青函トンネルを通る
北海道新幹線に限っては別にオプション券も用意されています。
この切符は青春や18歳といった年齢制限を意識させる名称では
ありますが、実際は年齢にかかわらず誰でも利用することが可能です。
JRの切符のなかには年齢制限をともなうものがあり、たとえば
フルムーン夫婦グリーンパスであれば、夫婦であわせて88歳以上に
なっていることが条件です。
これに比べてバックパッカーのように身一つで旅に出る若者の
ほかにも、仲間内だけの団体で安価に日帰り旅行に出かける
シニア世代、遠方への出張や取材などをよりリーズナブルな価格で
済ませようとする現役世代まで、工夫しだいで利用ができる
青春18切符の自由度の高さは特筆されるところです。
発売・利用期間に注意しよう
一人で5日間にわたる旅行、5人グループでの日帰り旅行のどちらの
使い方もできるという特徴は大きく、実は金券ショップなどに
持ち込みをすれば高額で買い取りをしてもらえます。
5枚が使いきれずに余ってしまった場合などには、残りを
金券ショップに持ち込んで換金するのも賢い方法です。
ただしこの切符には春季用・夏季用・冬季用のそれぞれに発売期間と
利用期間が設定されている点には注意が必要です。
事例としては2018年の春季用の期間は、発売は2月20日~3月31日まで
となっており、利用は3月1日~4月10日までとなっていました。
夏季用と冬季用もそれぞれの区分にしたがって期間が
設定されています。
そのためともかくも利用期間内に消費することが必要となりますので
金券ショップのほうとしても期間切れの切符までは買い取って
くれるわけではなく、おのずと買い取り終了期間があることだけは
あらかじめ認識しておくべきです。
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