日銀の金融緩和政策
日本では4年前からデフレ脱却に向けた
金融緩和政策を実行してきています。
金融緩和政策を始めた数年においては円安株高が進行し
景気が回復する状況がありました。
しかし2年前に消費税増税が行われた後は
再び日本経済が停滞してきています。
経済の停滞を打破するためにも
日銀では伝統的な金融政策以外の政策を
踏み込む必要性が生まれていました。
そこで今年の1月にはEUに続いて日銀でも
マイナス金利を導入することが決まっています。
マイナス金利とは?
金利がマイナスってどういうこと?!
と私のように疑問に思っている人も多いと思います。
マイナス金利とは各銀行が日銀の当座預金を行う時には
金利を支払う必要が出てくるものとなります★
その結果として銀行では日銀への当座預金が
できなくなることが起こっています×
またマイナス金利が導入された影響で
国債を始めとした金融商品の利回りが急低下しています!
国債の金利としてはマイナスに陥るケースが出ていることから
金融機関では国債による資産運用が困難になってきています☆
従来の日本の銀行では預金者から集めた資金を
国債で資産運用することで
安定した収益をあげるビジネスモデルが確立されていました◎
しかし銀行では国債購入による運用ができなくなり
民間や個人へ積極的に融資しなければいけなくなっています★
その結果として市場へ流通する資金が多くなり
経済が活性化する計算ができるようになります!
マイナス金利のデメリット
しかしマイナス金利の導入は
銀行の収益環境を悪化させてしまう負の部分があります☆
今年の銀行の業績としては
前年比で3割程度の減収が見込まれています!
この数字を見ても一大事だと感じます…
銀行の業績が低迷してしまうと
長期的に経済へのマイナスの影響を
与えかねない状況が出ています!
そのため日銀では金利のマイナス幅を
さらに拡大することには慎重になっています★
デフレ脱却へ
しかし金利をマイナスにすることで
個人の住宅ローンが組みやすくなったり
企業向けの融資によって大型買収が進むなどの
プラスの効果も生み出しています◎
マイナス金利はデメリットだけではないのですね。
したがって今のマイナス幅は
しばらくキープされる可能性が高いです☆
しかしマイナス金利は
いつまでも続けることができない政策でもあります×
今のような低金利が続くと年金や保険などの資産運用が難しくなり
将来の社会保障などに大きな影響が出てしまう恐れがあります!
したがって今後の数年で
デフレからの脱却を確実なものにすることが重要となっています★
今後のデフレ脱却を実現するには
金融面の他に政府による成長戦略の推進が成功するかが
鍵になると考えます!
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