託児所と保育所との違い
託児所とは病気や仕事などが理由で保護者自らの手で育てることができない
乳幼児を預かり、保護者の代わりに保育を行う施設のことを指します。
託児所を知る上でまず解説しておきたいのは保育所と幼稚園との違いです。
保育所は児童福祉法の規定に基づく児童福祉施設で病気や仕事などの
やむを得ない事情により、保護者が昼間に小学校入学前までの
乳幼児の養育をすることができない場合に預かって保育を行う
施設を指しています。
託児所が設置されるケースについて☆
一方幼稚園は学校教育法に基づく教育施設で幼児の心身両面の成長を
助長するための環境を与え、義務教育以降の教育の基礎を身につける
施設を指します◎
託児所は職員が子供を預かって親の代わりに育てる施設であるという点で
保育所と幼稚園の両方を包含する施設と考えることができますが
一般的には幼稚園でも保育所でもない、いわゆる無認可保育施設のことを
託児所と呼ぶことが多いです★
具体的にはデパートやショッピングモール、遊園地、空港
展示場などといった商業施設や観光施設の中に子供を預けられる場所として
設けられている所が託児所にあたります☆
こういった施設の一時預かりを利用したことのある人も
多いのではないでしょうか?
近年は比較的体力のある企業が自社のビルの中や敷地内に
託児所を設けるケースもでてきています(^^)
託児所で働くには?
保育の仕事をしたいと考えている人にとって事前に資格を
取得しておいたほうが良いのかが気になる人は多いですが
託児所の場合は何も資格がなくても熱意が運営者に伝われば
採用してくれる可能性があります★
しかし保育士などの保育関係の資格保有者を優遇する内容が含まれている
託児所の求人が多く見られるように、より確実に採用を勝ち取るためには
保育士などの資格の取得は不可欠といえるでしょう◎
なお保育所の求人に関しては保育士などの資格を保有していないと
応募すらできない場合が多いので注意が必要です!
また保育士の資格を取得するには受験資格をクリアしなければ
受験することもできないので取得を目指すならば
よく確認しておきましょう☆
託児所に義務づけられていること◎
現在保育所や幼稚園は法律に基づいて認可を得なければ開業できませんが
認可の取得が不要である託児所についても開業時に児童福祉法に基づいて
都道府県知事に届出をすることが義務付けられています☆
届出完了後は都道府県自治体や市区町村自治体が認可外保育施設を
対象に定めている指導監督基準に基づいて託児所の運営を
行う必要があるほか、毎年運営状況を報告する義務もあります★
また1年に少なくとも1回は自治体職員による立入検査が実施され
指導監督基準を満たしていない点があると指導が入ることがあります!
法律に基づく義務を履行していなかったり、指導監督基準を
満たしていなかったりすることがわかると、その状況を改善するよう
勧告が出されますが、何度勧告を出しても改善される様子が見られないと
事業停止処分が出され、それでも改善が期待できないとみられた場合には
施設の閉鎖を命じられます×
処分内容は公表されるため一度行政処分がでると託児所の運営に
マイナスの影響を与えることになります☆
認可外の施設であっても法律の規定に基づいて施設の運営を
行っていかなければならないことは常に留意しておきましょう◎
リクルートが運営するコパナでは一時保育が可能な施設の
検索と予約をすることが可能です★
急な用事などのときでも24時間空き状況を確認できるので
ブックマークしておくと便利でしょう◎
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